【26号特集②】内定者に聞いた就活話

コロナウイルスの影響により、今年度の就活は大きく方法が変わりました。就活をした学生の皆さんはどのように学校生活や就職活動を送っていたのでしょうか。今回、食品業界の企業に内定が決まった食品栄養科学部のAさんにお話を伺いました。


編集部:就活はいつ頃から始めましたか?

Aさん:インターンは去年(2019年)の4月から始めていました。コロナが蔓延する前からWebセミナー等に参加したり、OBOG訪問をしたりなど何かしら動いていました。


編集部:では、どのように活動が変化していったのでしょうか?

Aさん:早期選考が行われた2月ごろはまだ「マスクして気を付けてきてくださいね」という指示のもと、対面で行うことが多かったですね。通常選考の3〜4月は、私は全て説明会も面接もWEB上でした。


編集部:そうなんですね、WEBに移行する中で予想外だったことなどはありましたか?

Aさん:WEBだと会場に足を運ばなくても良いので移動疲れが軽減できたり、直前までキャリア支援センターの職員さんと練習ができたりして、自分には合っていたのではないかと思います。離れている友達ともオンラインで練習できました。面接に慣れてしまえば特に対面と変わらなかったと思います。しかし、WEBと対面の面接が混在している時は家の外でWEB面接を受けなければならないので、場所に困り大変でした。


編集部:今までと時間の使い方も大きく変わったのですね。

Aさん:そうですね。例年なら移動に費やしていた時間も使ってエントリー数を増やせたと思います。それにより、企業に寄せられたエントリー数が多く選考に遅れたこともあったそうです。


編集部:そうだったんですね!気持ちの面では変化はありましたか?

Aさん:オンラインでの就活は日程が後ろにずれてしまうことがありました。昨年度ならすぐに結果が分かったのに、合否がわからないままエントリーする企業を増やしていたので、気持ちの切り替えが大変でした。

大手企業は比較的すぐにオンラインに切り替え日程通りだったのですが、中小企業は後ろにずれる傾向にあり、大手の前に中小企業で緊張を解すつもりだった人は予定がずれて焦ったと思います。


編集部:内定が決まっているということで、顔合わせなど今後の予定はありますか?

Aさん:はい、オンラインであります。ですが、それ以外の今後の予定はまだ未定です。


編集部:今回の就活を通して、今後就活をするみなさんに何かアドバイスをお願いします。

Aさん:今回に限らず、いつでも何が起こるか分からないので、早めに行動することが大切だと思います。前のめりの姿勢で、OBOGを訪問したり、セミナーに行ったりすると後々の計画がうまくいくと思います。今回はオンラインでしたが、本来なら説明会やインターンで人と接することでわかる会社の良さというものがあると思います。また、面接は練習すればするほど上手になります。今回のようにオンラインを有効活用して少しでも時間を作ることは大切だと思います。


このインタビューをして、オンラインになったことで悪いことばかりではなかったことが分かりました。今回はコロナによる影響について話を伺いましたが、普段の生活から「少しでも時間やツールを有効活用しよう」という姿勢を取ることが大事だとAさんに気づかされました。


(担当:佐藤・博田)

&YOU

- ご挨拶 - 静岡県立大学公認サークル&YOU(アンド・ユー)です。2008年の創設以来、わたしたちは紙媒体でのキャリア情報誌の発行を続けてきました。新型コロナウイルスの影響により、部員同士顔を合わせての紙面作りが困難となった現在、新たな試みとしてウェブマガジンの発行を決意しました。県大生たちは今どんな活動に夢中になっているのか、ぜひこの電子版&YOUを通してご覧ください。

0コメント

  • 1000 / 1000